この15年「モノづくり」という言葉が、ある意味ブームだったように思います。特に、日本のモノづくり、なんてタイトルが世間に溢れていた頃のことです。日本の職人たちの技を「匠」と持て囃されていました。確かに日本には素晴らしい職人達が沢山います。しかし、本当に日本の職人達が世界で抜きん出ているかといえば、必ずしもそうではないと思います。
世界を見渡せば素晴らしい品物が沢山あります。そして地域に根付く素晴らしい匠たちが、技を駆使して素晴らしい品物を排出しています。正直なところ、世界を知れば知るほど、我々のいう「日本の匠が凄い」というのは、迷信のように思えてなりません。しかし、良い品物を作ろうとする心意気は、絶対に負けてはいないと思います。これは職人に限らず、工業からサービス業に至るまで、素晴らしい産業がこの日本には息づいています。
だからこそ、こだわりたいのがMade in Japanです。そのため、Made in Japanにこだわりを持つことは、日本でしか作れないアイテムを手がけるということに他ならないわけです。ここで実現できる日本品質を、今後も私たちのアウトプットとして、世に送り出してゆきたいと思います。
NM