本日、御取引先様による工程監査を受けました。
どうしても「監査」という言葉を聞くと、身構えてしまいますね。下請け業者の性とも言える心理だと思います。準備をする営業、製造、品証、検査の各担当者にとっては、やはり緊張するものです。マイナス面だけみると、なんとなくネガティブな気分になってしまいますが、本当にそうでしょうか?
第三者の目による仕事の評価は、とても重要だと私たちは考えています。当然のことながら自己評価というのは、ついつい甘くなってしまいがち。やはり経験値の高いお客様の目は厳しいため、それがイコール業務改善に繋がります。また、こういう機会にしっかり話し合うことで、お客様の価値観を共有することができ、経営者から現場作業者に至るまでレベルアップのきっかけを掴むことができます。
工程監査による種々の指摘は、社内での失敗談に匹敵する程の良い材料だと思います。こう考えると、監査後のレポートが楽しみになります。どんな視点で私たちを評価しているのか、またどんな改善点の指摘が出てくるのか、そしてお客様の要望がどんな価値観の上にあるのか、本当に楽しみです。
部品サプライヤーとして、安心して使用していただける部品を安定供給するために、まずは良い改善を重ねることだと思います。今回の監査も、そのきっかけの一つとなれば嬉しいですね。
NM