日本人はなぜ英語が苦手か、、、ということを商売のネタにしている教材プログラム、結構ありますよね。これについて、面白い仮説に行き渡りました。それは「日本人は白人コンプレックスだから、白人と面と向かうと上がってしまい、言葉が出てこないのだ」ということらしいです。面白いですね。あながち嘘でもなさそうです。
人にもよりますが、そういうことが見え隠れするのも、確かに頷けます。しかし、私の仮説はそこではなく「日本人は座学を重んじすぎる故、実践を怠る」というのが持論です。外国語は学ぶことも大切ですが、練習がとても大事だと思います。たとえば「痛い」という言葉を、英語では"Ouch"または"It hurts"と、とっさに出るでしょうか?たとえば簡単な挨拶でも、突然声をかけられたら言葉を返すことはできるでしょうか?
こういう反射神経は、座学では絶対に身につきません。でも英会話のスタートは、こう言った簡単な表現がとっさに出てくるようにする事が、私は英会話の第一歩だと思います。実際私もそうでした。"Where is Jane?"が初めて「通じた」と感じた英文です。嬉しかったので、用も無いのに何度も"Where is Jane?を繰り返して知人達に聞きました。みんな若干違う答えでも、言う内容は同じでした。そこでまた、いろんな言い方を知りました。
"Where is Jane?"
"Jane? I think she is around the corner there."
"Where is Jane?"
" Oh, She was standing on the hallway on the left."
"Where is Jane?"
"She is over there!"
"Where is Jane?"
"She went to the left"
"Where is Jane?"
"Maybe she went to the restroom"
こんな感じです。パーティーの会場だったので、彼女の友人に同じ質問を繰り替えし聞いて回りました。また、この時に「言うは易し、聞くは難し」という事も体験しました。聞く場合は、相手が何を言うか、ある程度想定しているものです。ところが英文のレパートリーが少ないうちは、想定など出来るものではありません。全文注意深く聞くのですが、やっぱりダメ。しかし、これも相手の答えが想定できるようになると、最初の一言を聞くだけで、後の答えはほぼ想像できるようになりました。
会話は、より多く話し、より多く聞くことで会得することができると思います。それも浴びるようにやると、効果絶大だと思います。もちろん座学は重要なので、それと並行するのですが、会話の文章は、座学のそれとは比較にならないほど低レベルです。そこで、会話練習を面倒がらずに、シンプルな言葉がスムースに話せるようにトレーニングをすると、いよいよ英会話が近づきます。ぜひ試してみてください。
※外国語会話の習得に近道はありません。
NM